つばめが映す自由帖

投資やポイ活、働き方の見直しを通じて、“よりよい暮らし方”を模索する日々の記録。

JAL PayからANA Pay、au PAYへのチャージ還元率が改悪(0.5%→0.1%)

本日の撮り。今年も連日の猛暑が続いていますが、子どもは公園好き。何とか耐えられる日の夕方に出かけました。久しぶりに来て感じたのは季節の移り変わり。陽が短くなってきていることに加え、雲の高さや雰囲気には秋らしさが出てきていました。新しい発見のためにもっと外出したい気持ちも無論ありますが、近年はあまりにも暑すぎる。家の中も建築時には想定していなかった暑さに見舞われているので、改善計画を進めています。

 

僕は三井住友ゴールドNLやビジネスオーナーズゴールドをメインのクレジットカードとしつつ、還元率を少しでも上乗せするために、「決済ルート」を工夫するようにしています。中でも起点として活用しているのがJAL Payで、ANA Payやau PAYにチャージすることが可能で、かつ0.5%のポイント(マイル)還元を得られるため、非常に重宝していました。しかし、2025年11月から還元率が0.1%に低下することが発表されました。僕自身は「他の決済手段へのチャージでポイント還元が得られていた今までが異常」と捉え、ルートそのものが閉鎖されなかっただけマシと考えています。とはいえ、お得の観点ではそれなりにインパクトのある変更であるため、その内容と注意点を整理しておきます。

 

 

2025年11月から1,000円利用=1マイル(0.1%還元)に変更。確定情報の到着日が基準となる点に注意

8月末、JAL Pay公式より「2025年11月からのJAL PayマイルUPプログラム開始」の予告がありました。プログラムの詳細は現時点では未公表ですが、これに合わせて既存サービスにもいくつかの変更が入ります。

 

変更のひとつとして、JAL Pay利用時のマイル積算が電子マネーへのチャージを対象に、200円利用=1マイル(0.5%還元)から1,000円利用=1マイル(0.1%還元)に改悪されることになりました。

www.jal.co.jp

 

対象となる電子マネーには、ANA Payとau PAYも含まれています。過去記事でも解説したとおり、僕は「JAL PayからANA Pay、au PAYにチャージするルート」をお得な決済ルートの主力として活用しているため、今回の改悪による影響を大きく受けることになります。

mitsuwallow.com

 

なお、還元率の変更は2025年11月1日からではあるものの、「利用日基準ではなく、加盟店からの利用確定情報の到着日基準」である点には注意が必要です。利用から確定までにはタイムラグがあるため、1週間程度の安全を見て、10月25日頃にはJAL PayからANA Pay、au PAYへのチャージを済ませておくのが賢明といえそうです。

 

【2025/10/9追記】

11月1日から開始予定であった「JAL PayマイルUPプログラム」ですが、10月8日に諸般の事情による開始の延期がアナウンスされました。これにより、ANA Payやau PAYへのチャージ還元率の改悪(0.5%→0.1%)も延期となりました。新たな開始日は未定です。

 

【2025/12/13追記】

延期となっていた、ANA Payやau PAYへのチャージ還元率の改悪(0.5%→0.1%)について、2025年12月19日14時頃以降に到着した確定情報より適用されるとのアナウンスがありました。

 

有効期限内に1万マイルを貯めるのは困難。実質還元率は0.06%?

単純な還元率低下のほかにも、これによってマイルをJAL Payポイント(≒JAL Pay残高)に交換する際の条件にも注意が必要になってきます。JALマイルは、1万マイル以上だと1.0:1.1でJAL Payポイントに交換できる一方、1万マイル未満での交換時は1.0:0.6に低下*1してしまうためです。

www.jal.co.jp

 

これまでは0.5%還元(200円=1マイル) であるため、マイル有効期限(利用日の36か月後の月末まで)内に1万マイルを貯めるためのハードルはさほど高くはありませんでした。しかし、今回の改悪により、以下のようにハイペースでの決済が求められることになります。

  • 0.5%還元の場合:月あたり約5.6万円の決済(1万マイル ÷ 0.5% ÷ 36か月 ≒ 5.6)
  • 0.1%還元の場合:月あたり約27.8万円の決済(1万マイル ÷ 0.1% ÷ 36か月 ≒ 27.8)

 

僕の場合、0.5%還元時の月5.6万円であれば現実的に十分達成可能でしたが、0.1%還元時の月27.8万円はかなり非現実的な数字です。したがって、1万マイルを貯めきれず交換レートが下がる可能性が高く、実質還元率は0.1% × 0.6(交換レート低下分) = 0.06% にまで落ち込むことになりそうです。

 

改悪はやむなし。今のうちにチャージしておき、ビジネスオーナーズの入会キャンペーン達成も目指す

今回の改悪により還元率が低下してしまうのは残念ですが、僕は今までと同じようにJAL Payを使い続ける予定です。なぜなら、僕のメインカードである三井住友ゴールドNLやビジネスオーナーズゴールドからANA Payに直接チャージすると、ポイント還元や100万円修行のカウント対象外になってしまうためです。

https://qa.smbc-card.com/mem/detail?id=256

 

つまり、僕にとってJAL Payは「ANA Payチャージでポイント還元を得るための中継地点」としての役割を担っており、閉鎖(チャージ不可)ではなくルートが残ったことは、仮に還元率なしへの変更であったとしても大きな意味があります。

 

そもそも、JALのライバルであるANAの決済手段(ANA Pay)にチャージできて、そのうえでポイントが満額付与されていた今までの状況自体が異常だったともいえます。土管のようにただ通すだけでポイントがもらえていたわけで、むしろルートが閉鎖されなかったことを前向きに捉えたいと思います。

 

また、還元率低下までにはまだ時間的な猶予があります。先日作成した三井住友ビジネスオーナーズゴールドでは入会キャンペーン(入会後2か月後末までに50万円利用でボーナス25,000ポイント付与)を開催しているため、この期間を活用して多めにチャージしておき、還元率低下に備えるとともに、この入会キャンペーンの達成も狙うつもりです。

www.smbc-card.com

*1:JAL NEOBANKを保有している場合。未保有の場合は1.0:0.5