
本日の撮り。記事に即して使用中の財布、ステファノマーノの二つ折り財布です。新人の頃だったか、社会人なら皮財布をと思い購入したものです。その後長財布に移行したこともあって暫く眠っていましたが、昨今のキャッシュレス化の波(というよりスマートフォンの多機能化)を受けてカード類や現金を持ち歩く量が減ったため、再び日の目を見て活躍しています。若い時に背伸びをして買ったため思い入れのある品である一方、実はモンベルのトレールワレットのようなミニマルな財布にも興味があったりします。
先日の記事では、お得な決済ルートの改善についてまとめました。これを実施したことは、財布に入れて持ち歩くカード類にも波及します。今はスマートフォンがあれば何でもできる時代です。以前は財布をパンパンに太らせる元凶だったポイントカード類もアプリ化が進んでおり、財布に入れるものは限定的になりました。とはいえ、今回を良い機会として「何を財布に入れておくか」を再検討することで、最適化を図りました。
公的書類・現金・クレジットカードが三本柱
僕の財布の中身をカテゴリー分けすると、「公的書類・現金・クレジットカード」になります。これは今回の見直しによるものではなく、思い返すと若い頃から一貫しています。
- 公的書類
具体的には運転免許証と健康保険証。外出中に不慮の事故に遭遇することも想定し、公的サービスを受けるために必要なこれらは常に財布に入れておくようにしています。
なお、我が家には自家用車はなく、僕自身もペーパードライバー。運転免許証は完全に身分証明証としてしか利用していません。また、健康保険証はマイナンバーカードに置き換えています*1。 - 現金
以前は常に数万円程度の現金を持ち歩いていたものの、キャッシュレスの時代になった今では1万円程度にしています。むしろ重要なのは紙幣よりも硬貨。特に100円は駐輪場や自動販売機で必要なことがたまにあるので、数枚を常備するようにしています。
一方で、100円以外の硬貨は滅多に使わず、財布が重くなる原因にしかなりません。したがって、硬貨は受け取る度に貯金箱に貯めておき、ある程度の量になったら銀行に預け入れるようにしています。しかし、最近は硬貨取扱手数料を設ける銀行が増えてきており、この運用もいつまで続けられるかは不透明ですが… - クレジットカード
今は多くのお店でコード決済や非接触決済が使用できるので、以前に比べるとクレジットカードの出番も激減しました。とはいえ、物理カード決済しか取り扱っていないお店もまだあるのでゼロにはできません。
お得な決済ルートを意識したプリペイドカードと、これが使用できない場合に備えたクレジットカードの2枚持ちが基本です。 - その他
これら"三本柱"以外に僕が持ち歩いているものとして、図書館の利用者カードとテレホンカードがあります。図書館は散歩のついでに立ち寄り、面白そうな本がないか物色しています。子どもの絵本もよく借りるので、図書館は僕の生活には欠かせません。
テレホンカードは災害対策の意図のみ。最後に利用したのは東日本大震災のときでしょうか。
財布に入れるクレジットカードに何を選択するか
"三本柱"のうち、お得を考える際に重要になるのは、無論クレジットカードです。僕はコード決済と非接触決済、いずれも利用不可のお店に備えた物理カードとして、au PAYプリペイドカードを使用することにしています。このカードは、三井住友ゴールドNL → JAL Payを経由してチャージすることで合計還元率2.5%を達成できるほか、ICチップとタッチ決済機能も持つ優秀なプリペイドカードです。
また、極稀にプリペイドカードが使用できないケースにも遭遇するので*2、サブとして通常のクレジットカードも財布に入れてあります。現時点ではメインカードである三井住友ゴールドNLにしていますが、子どもの就学後はJRの駅で子ども用Suicaにチャージする機会が増えると思われるため、今後はビューカード(ビックカメラSuicaカード)をサブカードに選択することにします。
なお、僕はマルエツカードも財布に入れています。これはマルエツでの買い物が日曜日限定で5%引きになるカード。そもそもマルエツ自体が割高なため利用機会はあまりないものの、最寄りのスーパーであり、ちょっとした買い物で立ち寄ることがあるので、念の為に持ち歩いています。
振り返ると、キャッシュカードを財布に常備したことは一度もない
僕の周囲でもよく見かけるのは、財布にキャッシュカードを常備しており、現金が不足したら都度コンビニATMに立ち寄って数万円を引き出すパターン。
思い返すと、僕はこの運用をしたことは過去一度もありません。まだ現金の利用機会が多かった若手のときも、あらかじめ定めた額を給料日に引き出して、財布に補充するだけで、補充額を超える現金は使わないようにしていました。
ATMでの都度引き出しはお金が貯まらない典型的なパターンだとよく言われます。無意識のうちにこのような運用から距離を置けていたことは、僕の資産形成に対して一定の寄与があったのかもしれません。
公的書類はマイナンバーカードに一本化できるのか
最後に、財布の中身の今後に触れておきます。最大の関心事は公的書類のマイナンバーカードへの一本化。すでに健康保険証はマイナンバーカードに置き換わりつつありますが(ユーザーの利便性を考えると不完全と言わざるを得ませんが)、今後は運転免許証の機能も担うことが決まっています。
これは健康保険証と違って強制移行ではなく、従来の運転免許証を使い続けること、マイナンバーカードに一本化すること、或いは両者を併用することも選択できます。
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メリットは免許更新時の講習をオンラインで受講できる*3ことと、住所変更時の手続きが行政で一本化できることの2点。他方で注意点としては、運転免許証の情報確認にはマイナポータルへのログインが必要であったり、海外での運転時には従来の運転免許証が必要な場合があることが挙げられます。
僕はペーパードライバーなので、一本化のデメリットは特にありません。このため、財布に入れる公的書類は、近いうちにマイナンバーカードに一本化できるのではないかと想定しています。