つばめが映す自由帖

投資やポイ活、働き方の見直しを通じて、“よりよい暮らし方”を模索する日々の記録。

洗面・洗濯室とWICの猛暑対策として、廊下に間仕切りカーテンを設置

我が家は建築時に間取りをかなり検討し、洗面・洗濯室と隣接するようにWICを設けたことで、非常に使い勝手の良い洗濯動線を実現できました。しかし、LDKとは廊下を挟んで独立しておりエアコンがないため、近年の猛暑では洗面・洗濯室とWICが連日灼熱地獄と化しています。そこで、廊下に間仕切りカーテンを設置することで、LDKの空調が回るように工夫しました。電気使用量の増加は多少生じたものの、得られた快適さを考えれば些細なもの。わずかな手間で暮らしを大きく改善できたので、その効果や使い勝手を記録しておきたいと思います。

 

 

エアコンがなく猛暑で灼熱地獄と化す洗面・洗濯室とWIC

我が家の間取りの一部を抜粋すると以下のとおり。洗面・洗濯室とWICが隣り合っているため、ドラム式洗濯機で乾燥まで済ませた洗濯物を最短距離で収納できます。

 

この間取り自体にはとても満足しています。家事動線が理想的で、「洗う → 干す(乾燥) → しまう」の一連の動作がわずか数歩で完結するのは極めて快適です。一方で、洗面・洗濯室とWICにはエアコンを設置していません。建築当時に要否を検討したかどうかは最早記憶にありませんが、滞在時間がさほど長くない部屋のため、特に気にしなかったのだと思います。

 

ところがここ数年、夏場の暑さは年々厳しくなっており、エアコンのない洗面・洗濯室とWICは連日のように30℃を超える灼熱地獄と化してしまっています。室内でありながら屋外と変わらない暑さとなっており、わずかな滞在でもすぐに汗をかいてしまいます。

 

今までは何とか我慢して乗り切っていましたが、今年のように猛暑日が続くとさすがに限界。あまりの暑さに耐えかね、快適な暮らしを得るために対策を講じることにしました。

 

廊下に間仕切りカーテンを設置し、手軽に暑さ対策を実現

隣接するLDKには無論エアコンを設置していますが、廊下を挟んでいるため、単純にドアを開けっ放しにするだけでは階段室を通じて冷気が逃げてしまいます。そこで、LDKの冷気を逃がすことなく、洗面・洗濯室とWICだけに回す方法がないかを検討しました。

 

結論として、僕が採ったのは「廊下に間仕切りカーテンを設置する」という方法です。階段室の手前に設置すれば、LDKの冷気が逃げずにうまく回るだろうと想定しました。カーテン程度の厚みで十分な効果が得られるかどうかに一抹の不安もありましたが、似たような対策を紹介しているブログ記事も参考に、問題ないと判断。また、突っ張り棒方式の商品を使えば、仮に期待した効果が得られなかったとしても簡単に取り外せるうえ、費用も安価で済むという点も魅力的でした。

 

間仕切りカーテンは楽天市場で購入。既製品では適合するサイズがなかったため、1cm単位でオーダーできる商品を選択しました。オーダー可である割には5,000円程度とさほど高価なものでもなく、商品自体も比較的厚手の生地でしっかりとした作りであったため、満足度は高いです。

 

設置は突っ張り棒方式。カーテンを掛けた状態で固定しなくてはならず、斜めになったり落ちてきたりと思いの外苦戦しました。できれば2人がかりで作業したほうが良さそうです。

 

 

いずれもLDK側から見た写真。カーテンの表面をどちらに向けるか少し悩みましたが、来客時に裏面が最初に目に入るのもおかしいので、階段室側に向けました。表面を見る機会が少なくなりましたが、特に気になるわけでもありません。

 

サイズは天井高からマイナス1cmのギリギリを攻め、239cmでオーダー。廊下に引きずらず、かつ冷気をしっかり遮断できる絶妙な仕上がりにできました。また、幅はヒダを考慮して廊下幅の約1.5倍としたほか、色や柄は悪目立ちしないよう床材やクロスと馴染むシンプルなものを選択。結果としてはいずれも大成功で、まったく家の雰囲気を損なうことなく設置できたと思います。

逆の階段室側から見た写真。こちらが表面です。カーテンの裾が床に擦っているか微妙に見えますが、実際の開閉では特に引っかかりなどを感じることはなくスムーズです。

 

肝心の効果も期待通りの結果が得られ、エアコンの冷気が洗面・洗濯室とWICにも回るようになり、体感としても大きな違いを感じられました。さらに、これ以外に想定していなかったメリットもいくつかあったので、次章でまとめたいと思います。

 

間仕切りカーテン設置は大成功。想定外のメリットもあり

間仕切りカーテンの設置効果は予想以上に良好で、エアコンの冷気が廊下から逃げず、洗面・洗濯室とWICまでしっかり届くようになりました。30℃を超えていた両室の温度はLDKとほぼ同等の27℃程度まで下がり、灼熱地獄から脱して快適に過ごせるようになりました。

 

さらに、以下のような副次的なメリットも得られました。いずれも設置前は想定していなかった点ですが、暮らしの小さなストレスが減ったのは思いがけない収穫です。

  • LDKのドアを開けっぱなしにしてよくなったので、子どもに「ドアを閉めなさい」とイチイチ言わなくて済む
  • ロボット掃除機でフロア全体を一気に掃除できる
  • ドアが常時開いていることで空間が広く感じられる

 

もちろん、間仕切りカーテン設置により生じたデメリットもあります。例えば、洗濯機の乾燥運転中はLDKまで音が響く(我が家は日立製ドラム式洗濯機を使用しています)ことや、来客時に廊下からWICまで丸見えになることが挙げられます。ただし、後者は来客時はドアを閉めれば解決できるように、いずれも致命的な問題ではありません。

 

今回の間仕切りカーテン設置は、安価かつ手軽な猛暑対策として大成功。カーテン代5,000円と30分ほどの設置作業時間だけで大きな効果を得られました。最も気にしていた電気代についても、冷房面積は従前より2〜3割ほど増えた一方で、電気使用量に大きな変化はありませんでした。思いの外、家計への影響も軽微で、暮らしの満足度は大きく向上しています。

 

ただし、部屋の形が複雑なためLDKよりは若干暑さを感じることもあり、サーキュレーターを導入すればさらに効率よく冷気を回せるのではないかと想定しています。また、将来的には本格的なドアを設置するリフォームも検討したいところです。もし今後実践することがあれば、また記事にしたいと思います(特にリフォームについてはまったく予定はありませんが)。