既報の通り、LINE Payは2025年4月30日を以ってサービスを終了します。僕の場合、LINE Payはメインの決済手段ではなく、それほど重点的に使用しているわけではありません。しかし、サービス終了に伴ってLINE Pay残高の端数の移行や、税金の請求書払いを代替する決済手段の検討が必要となるため、その結果を記事にまとめておきます。
line-pay-info.landpress.line.me
- LINE Pay残高はPayPayへ移行する
- LINE Payの代替決済手段はPayPayが基本
- 税金の請求書払いにおけるチャージ&ペイの代替はPayPayでは力不足。楽天ペイが最有力
- LINEポイントはサービス継続。PayPayポイントへ交換して活用
LINE Pay残高はPayPayへ移行する
まずは残っているLINE Pay残高の取り扱いから。LINE Pay残高は従来より銀行への出金が可能でしたが、2025年1月27日からPayPayへの移行もできるようになりました。LINEのウォレットタブに「残高移行」のボタンが追加されており、こちらから移行手続きが可能です。

僕も久しぶりにLINE Pay残高を確認したところ、恐らく過去に開催されたキャンペーンに際してチャージし、決済後に残った端数であろう数十円程度の僅かな残高があったため、この機能を使ってPayPayに移行しておきました。なお、手続き自体は簡単ではあるものの、LINE Pay残高の種別によって移行先PayPayの種別が変わる、移行可能な残高に上限(1日1回2万円、合計10万円まで)がある、といった点に留意しておく必要あります(詳細は公式サイトを参照)。

LINE Payの代替決済手段はPayPayが基本
続けて代替決済手段の検討。LINE Payのサービス終了はLINEとヤフーの経営統合による決済機能の重複が起点であるため、LINE Payに代わる決済手段は基本的にはPayPayとなります。ただし、僕はLINE Payは過去に開催されたキャンペーン時を除き一切使用していなかったので(後述のチャージ&ペイは除きます)、代替手段の検討が必要なほど大それた使い方はしていません。
なお、僕は場面に応じて決済手段を使い分けており、常にPayPayを最優先に決済しているわけではありません。また、より還元率の高い決済手段を用いるために、将来的にはJAL PayやANA Payを経由して楽天ペイに流すルートをメインとすることも検討しています。
税金の請求書払いにおけるチャージ&ペイの代替はPayPayでは力不足。楽天ペイが最有力
LINE Payの提供する機能のうち、僕個人として最も利用しており影響が大きいのは税金の請求書払いにおけるチャージ&ペイです。これはLINE Payにクレジットカードを紐づけることで事前チャージ不要での決済ができる機能であり、紐づけ可能なクレジットカードは三井住友カードのVISAブランド限定*1となっています。
紐づけるクレジットカードおよびLINE Payの利用可能枠の上限まで決済可能、かつクレジットカードのポイント付与対象であるため税金の請求書払いにおいて特に有用で、何かとMastercardブランドの後塵を拝することが多いVISAブランドにおける最大の利点の一つでした。
しかしながら、このチャージ&ペイも2025年4月23日(水)を以ってサービス終了。今年度分の税金までは決済できるものの、基本の代替決済手段であるPayPayでは、税金の請求書払いは銀行チャージ(PayPayマネー)もしくはPayPayカード(PayPayクレジット)に限定された機能になってしまいます。
僕は決済手段の選択においては、三井住友ゴールドNLでの年間100万円決済達成を最優先としています*2。これに際し、税金は一定のウェイトを占めているため、決済がPayPayカードに分散してしまうのは問題があります。
したがって、来年度分の税金支払いに向けて代替となる決済方法が必要です。クレジットカードで直接決済すると手数料がかかってしまうため、コード決済の請求書払いを活用したいところ。各コード決済における、税金の請求書払いの取り扱いを比較してみます。
- PayPay:銀行チャージ残高もしくはPayPayカードでの決済のみ
- d払い:銀行チャージ残高での決済のみ
- au Pay:各種クレジットカードからのチャージ残高で決済可能*3
- 楽天ペイ:楽天キャッシュで決済可能
各コード決済とも税金の請求書払いはポイント付与の対象外。ただし、チャージ元のクレジットカードのポイントは付与されるため、au PAYや楽天ペイは代替決済手段として検討に値するだけの価値があります。特に楽天ペイは「チャージ元クレカ → JAL Pay → ANA Pay (→ 楽天Edy → 楽天キャッシュ)」と経由することで還元率の上積みが狙えるため*4、チャージ&ペイの代替決済手段としてはほぼ一択といえそうです。
LINEポイントはサービス継続。PayPayポイントへ交換して活用
最後にLINEポイントの取り扱い。僕は主にポチポチフライデーを活用したLINEショッピングでLINEポイントを貯めています。かつては3,000円以上の決済で200ポイントが付与されたため非常にお得でしたが、5,000円以上の決済に改悪されたことで利用頻度は減少。それでも機会があれば利用しており、少しずつですがポイントが貯まっていっています。
このLINEポイント、てっきりLINE Payのサービス終了とともにPayPayポイントへ集約されるのかと思っていましたが、サービス継続だそうです。

LINEポイントはPayPayポイントへ等価交換可能であるため、LINE Payのサービス終了に関係なく今までと同様に、ある程度貯まってきたらPayPayポイントへ移行するようにしたいと思います。