つばめが映す自由帖

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三井住友ゴールドNL(VISA)の100万円修行をクリア。決済内訳を確認してみる

三井住友ゴールドNLは、年間100万円の決済、いわゆる”100万円修行”を達成することで、いくつかの特典が得られることが魅力のクレジットカードです。僕自身も、「ボーナスポイントとしての1万Vポイント」および「SBI証券でのクレカ積立の還元率1.0%」を狙い、計画的に100万円修行の達成を目指してきました。そして先日、VISAブランドの三井住友ゴールドNLでついに年間100万円決済を達成。そこで今回は、この達成を記念して、具体的な決済の内訳を振り返ることにしようと思います。

 

 

VISAブランドでは決済ルートが限られるため、Mastercardに比べて不利

前提として、僕のメインカードは、既に三井住友ゴールドNLのMastercardブランドに移行済みです。以前はVISAをメイン据えていたものの、少しでもお得な決済ルートを考慮した結果、Mastercardの方がより有利であると判断したためです。

 

VISAにおけるお得な決済ルートは以下の記事にまとめていますが、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを経由し、ソフトバンクカードもしくはPayPayで支払う方法がせいぜいであり、上乗せできる還元率は0.5%に留まります。三井住友ゴールドNLの基本還元(ボーナスポイントを含めて1.5%)を加えても合計還元率は2.0%のため、「お得な決済ルート」というには物足りなさを禁じ得ません。

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こうした背景から、僕は今年分のVISAでの100万円修行の達成を区切りとして、メインカードをMastercardに乗り換えることにしました。移行の理由や、乗り換えにあたっての注意事項などは以下の記事にまとめています。

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Mastercardブランドでは、JAL Payやau PAYへのチャージが可能なため、決済ルートの柔軟性が向上するとともに、ポイント還元のさらなる上乗せも実現できるようになりました。例えば、僕がメインで使用している「JAL Pay → ANA Pay → 楽天Edy → 楽天キャッシュ → 楽天ペイ」のルートでは、最大還元率は4.0%になります。このほか、詳細は以下の記事でまとめているとおりです。

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既にMastercardへの移行は完了しているものの、VISAブランドでも途中まで修行を進めていたため、期限内に修行を完遂できるように少しずつ決済を進めてきました。これは、ボーナスポイントを得ることが目的でしたが、裏を返せば今回がVISAブランドでの最後の修行ということになります。

 

100万円修行の内訳を確認。最大7%還元対象店舗での利用はわずか

さて、100万円修行の達成を記念して、実際の決済の内訳を振り返ってみたいと思います。以下の円グラフは、三井住友ゴールドNL(VISA)での100万円修行の内訳をカテゴリ別に示したものです。僕の場合、三井住友カード最大の魅力である「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元」の優遇対象店舗での利用は、思っていたほど多くはないことがわかります。

 

  • 優遇店舗
    店舗別・金額別の詳細は割愛しますが、利用の大半はコンビニでの少額決済です。ファミレスでの利用は数回に留まるものの、金額ベースでは両者の差はそれほど大きくはなく、コンビニの方が若干多い程度でした。これは、ファミレスは家族での外食が多く、どうしても1回あたりの決済額も大きくなるためです。
    ポイント還元率は非常に高いとはいえ、節約の観点から僕はあまり外食をしないように心がけているため、結果として、優遇店舗での利用は限定的なものになりました。

  • ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
    100万円修行の約40%を占め、”大きな柱”となっている決済です。これは、ポイント還元の上積みを目的とした”土管”的な使い方であり、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを経由し、ソフトバンクカードやPayPay、Suicaで支払うことで、還元率を0.5%上乗せできます。
    最終的な支払先店舗の内訳までは割愛しますが、僕の場合はPayPay、Suicaへのチャージとソフトバンクカードを利用したネットショッピングが大半でした。

  • LINE Pay チャージ&ペイ
    住民税や固定資産税の請求書払いが主な用途です。税金の支払いであるため、金額としてはどうしてもそれなりのボリュームになります。不本意ながらも、100万円修行への貢献度は大きいものがありました。
    なお、LINE Payはそれ自体が既にサービスを終了しています。したがって、今後仮に再びVISAで100万円修行をする機会があったとしても、この決済方法を使うことはできません。

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  • 定期支払い
    携帯料金や水道光熱費、Lightroomを始めとするサブスク代など、毎月の支出が該当します。これらは、ソフトバンクカードなどのプリペイドカードでは支払えず、ポイントの上積みもできませんが、金額ベースでは一定の割合を占めていることがわかります。

  • その他通常決済
    ポイント還元を最大化するためには、本来であればソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを経由してSuicaやPayPay、ソフトバンクカードで支払いたいところですが、何らかの理由で直接三井住友ゴールドNLで支払ったものもわずかにありました。
    とはいえ、大した背景があったわけではなく、「使用するカードを間違えた」「いずれの決済方法も使用できなかった」といった程度のものです。レアなケースではあるものの、プリペイドカードすら使えない場面もあるので、いざというときのため、財布の中にはクレジットカードを1枚忍ばせておくと安心です。

 

今後、VISAの出番は最大7%還元対象店舗でのタッチ決済に限られる見込み

前述したとおり、僕は現在、三井住友ゴールドNL(Mastercard)をメインカードとして利用しています。Mastercardと違って、VISAは様々なチャージルートを経由したポイント還元の上積みもほぼできないため、今後は積極的に利用していくことは想定していません。

 

ただし、唯一の利用場面として、最大7%還元対象店舗でのタッチ決済が挙げられます。これは、Android端末ではMastercardコンタクトレス決済(タッチ決済)にGoogle Payが非対応であるためで、タッチ決済が必要な場面では引き続きVISAを使うほかありません。

 

ただし、前述の100万円修行の決済内訳からもわかるとおり、僕の場合は優遇店舗での利用はさほどの額ではありません。例えば、これだけで100万円修行を達成することはまず不可能です。したがって、今後は100万円修行は意識せず「優遇店舗の利用機会があれば、忘れずにタッチ決済で支払う」という方針で、細々と使い続けていくつもりです。