つばめが映す自由帖

家計管理や資産運用、働き方の見直しなどを通じて、“よりよい暮らし方”を模索する日々を綴るブログです。

夫婦+子ども2人の4人家族における家計簿の実績と分析(2025年4月)

本日の撮り。一応”つばめ”を名乗っているだけあって、空が好きです。特にこの写真のように空の広さが強調されるような雲が出ていると、つい魅入ってしまうものです。この1枚は4月早々に撮影したもので、記事を公開する5月下旬にはこのような低くてコントラストの強い雲はあまり見られなくなってきました。一方で、これからの季節は空が一段と高くなるので、これもまた楽しみにしています。

 

2025年4月の家計簿が締まりました。6月が間近に迫った時期の報告になってしまいましたが、家計簿アプリの記録をもとに4月の支出実績を振り返りたいと思います。我が家では、毎月の平均的な支出を基準に「家計ベースライン(=基本生活費)」を設定しており、実際の支出とこのベースラインを比較することで、直近の支出トレンドや家計の健全性をチェックするようにしています。また、我が家は夫婦+子ども2人(小学生・保育園児)の4人家族です。

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支出の実績値は62.3万円。子どもの小学校入学に伴う準備やイベントによる支出がかさみ、家計ベースラインを大幅に超過

2025年4月の家計(支出)の実績は以下の通りでした。家計簿アプリに記録した日々の支出をもとに、アプリが自動で集計してくれたものをグラフ化しました。なお、各数値は1,000円未満を切り上げ、端数を丸めています。

 

月全体の支出は62.3万円。とりつば家の家計ベースラインである49.5万円と比較して、12.8万円のオーバーとなりました。複数の費目で想定を上回る支出があり、特に「趣味・娯楽費」や「教育費」が目立ちました。

 

これは、子どもの小学校入学により、準備や家族でのイベント企画などが重なったためです。学用品の購入に加え、入学祝いも兼ねたレジャーにより、4月は通常の月に比べて支出がかさんでしまいました。その他の費目についても上振れしているものが散見されるため、次章で具体的に分析していきたいと思います。

 

費目ごとに分析。子どもの進学による支出が重なったことが家計ベースライン超過の主因

続けて、費目ごとに実績と家計ベースラインとの差額を確認します(単位:万円)。

  • 食費11.8万円(+1.8)
    過去の家計簿実績から、外食の多寡がこの費目に非常に大きく影響することがわかっています。特に最近は外食費の値上がりが顕著なので、なおさら影響が出やすくなっています。4月は後述する家族でのイベントやその他外出が複数回重なったこともあって、外食回数が多めでした。これにより、家計ベースラインを超過する結果になりました。

  • 美容・被服費11.5万円(+3.0)
    この費目の主たる構成要素は妻の洋服や美容院、加えて化粧品類の代金。毎度ですが、僕はこれらの支出にそこまで口出しするつもりもありません。先月は洋服やアクセサリーを新調したことの影響が大きく、家計ベースラインを超過したようです。このあたりの支出については、これ以上の深堀りは特にしないことにします。

  • 趣味・娯楽費5.3万円(+1.8)
    4月から上の子が小学校に入学するにあたり、入学祝いと家族の慰労も兼ねて東京ディズニーリゾートに行ってきました。会社の福利厚生の一環で一部補助が出ているものの、チケット代などを計上したため家計ベースラインを超過する結果になりました。有給を取得して平日に行きましたが、それでも近年のチケット代高騰による影響は大きいものがあります。
    レジャー施設によっては、子ども料金の区分が小学生から上がることもあるため、今後のレジャー費も意識しておきたいところです。

  • 水道・光熱費5.6万円(+1.6)
    電気・ガスともに絶対的な使用料自体は昨年と比較してもそれほど多くなく、むしろ5%ほど節約できていました。しかし、政府支援の縮小や電気における容量拠出金の追加による値上がりの影響が大きく、加えて2か月に一度の水道代請求月であったこともあり、家計ベースラインを超過する結果になりました。

  • 教育費9.5万円(+4.5)
    上の子の小学校入学にあたっての学用品費やPTA会費のほか、民間の習い事を追加したことによる月謝の増加の影響が大きく、家計ベースラインを大きく超過しました。

  • 特別支出0.8万円(+0.8)
    各種ドキュメントや写真をスキャンするためのスキャナーを購入しました(CANON製 CanoScan LiDE 400)。今まではスマホ用アプリのAdobe Scanを使用していましたが、水平出しや歪み補正が手間であることと、写真をより高解像度にデータ化したいという意図から導入したものです。
    機能はスキャンに特化したシンプルなものですが、Adobe Scanでは都度スマホで撮影していたものがボタン一つで済むようになったので、作業効率も向上し、加えてより高精細にデータ化できるようになりました。
    小学校や保育園は子どもの写真も含めて紙での配布がまだ多いため、データ化して家族内でシェアしたり、紙を処分することによる省スペース化などを目的に、使える場面は多くありそうです。

 

  • 日用品費2.1万円(+0.1)、交通費1.9万円(+0.4)、交際費1.1万円(+0.6)、医療費0.8万円(-0.7)、通信費1.4万円(+0.4)、保険料0.5万円(-1.5):合計-0.7万円
    これらの費目は絶対値ベースでは誤差なので詳細な分析は省略します。生活の中での小さな変動はあるものの、大局的な傾向に影響するものではないと判断しています。
    保険料は比較的大きな差異が出ていますが、家計簿の締日の影響でたまたま計上月がズレたことによるもので、特別な支出減があったわけではありません。

 

4月は家計ベースラインを大きく上回る結果となりました。前述の通り、上の子の小学校入学に伴う家族イベントや学用品の購入、習い事の追加といった事象が重なったことが大きく影響しています。

 

ただし、特に習い事に関しては今後も継続する見込みのため、教育費のベースラインについてはそろそろ本格的に見直しを検討したいと思います。その結果も踏まえ、投信積み立てに充てる金額についても適宜調整し、バランスのとれた家計を維持していけるように工夫したいと思います。