自由な人生を探究するとりつばめが映す卒サラを目指す日々

ある一人の会社員が家計の工夫や資産運用を駆使してサラリーマン卒業を目指す日々を綴るブログです。

メンタル不調により仕事のパフォーマンスが大幅に低下。産業医面談を経て就業制限が適用されることに

本日の撮り。完全に季節外れですが、紫陽花は僕が最も好きな花の一つで、心が弱っているときの癒しになってくれます。花が大きく一輪でも絵になることと、わざわざ群生地を探さなくても近所の散歩でそこら中で見かけること、そして園芸品種も含めると多種多様な色や形の花が楽しめることが魅力。花の時期(これが長いのも良き)にカメラを持ってぶらつくだけで、お腹いっぱいに紫陽花の写真を溜め込むことができます。その中でも、この一枚は個人的にかなり気に入っており、執筆時点でXのヘッダー画像にも用いています。

 

実はここ1ヶ月ほどメンタルの調子が悪くなってしまっており、いよいよ仕事に支障が出始めてきていました。そこで、より深刻な状況に陥る前に産業医に相談しようと考え面談を受けたところ、暫くの間就業制限が適用されることとなりました。このような経緯と状況でカテゴリを「サラリーマン卒業への道程」にするのはちょっとどうかとも思うのですが、”仕事の比重を減らす”という意味ではベクトルは同一なので、一旦はこのままにしたいと思います*1

 

 

症状。いわゆるブルーマンデーが深刻化&長期化

日曜夜に翌日の仕事のことを考えてしまい憂鬱、月曜朝に仕事を始めようとしてもなかなか手に付かない。これらはいわゆるサザエさん症候群とかブルーマンデーと呼ばれるもので、大なり小なり多くの人が経験しているのではないかと思います。僕の症状も始めはこれでした。ただ、社会人になって以降、一年間の育児休業を取得していた昨年度を除くと多くの週末週初をこんな調子で過ごしていたので、みんな通る道というか社会の摂理(?)というか、辛くはあったもののあまり深刻には捉えていませんでした。

 

ところが風向きが変わってきたのがここ数ヶ月ほど。特に週初のエンジンのかからなさが段々と悪くなってしまい、ブルーマンデーがブルーチューズデー、ウェンズデーと長期化。更に症状も多少の気分落ち込みだったものが、作成すべき資料を前に全く手が動かなくなったり、メールを開いても文章が頭に入ってこなかったりと業務に支障が出るレベルにまで深刻化してしまい、その日の必須タスクだけを何とかこなすに留まり、長期的に管理していくタスクは完全に放置状態になってしまいました。

 

ここまでパフォーマンスが低下すると僕個人としてもかなり辛い上に、家族や同僚にも迷惑がかかることが想定されたため、産業医との面談を申し込むことにしました。なお、予約が込み入っているとのことで実際の面談までは一週間ほど待ちました。最近はメンタル不調の人が多くなっているとメディアでも報道されていますが、僕の勤務先も例外ではないようです。

 

産業医面談にて。メンタル不調の背景を踏まえると休むことが根本的な解決にはならない?

いざ産業医面談。症状だったり置かれている境遇だったりを素直にお伝えして、結論としては暫くの間就業制限の措置が取られることになりました。具体的な制限事項は以下のとおりです。

  • 残業の禁止
  • 深夜勤務の禁止
  • 休日勤務の禁止
  • 出張の禁止

メンタル不調では休職を選択する場合も多いと思いますが(僕の周囲でもメンタル起因で休職している人がちらほらいます)、僕の場合は休職ではなくまずは就業制限となりました。

 

その理由はメンタル不調に至った背景にあります。僕は長期間の育児休業を経験したこともあって、復職後もできうる限り家庭中心の生活を送りたいと思っていました。しかし、やはりどうしても毎日1,2時間程度の残業は避け難く、更に休暇もクライアントや同僚と都度調整・引き継ぎしたうえでの取得となるため、育休中は当然のように参加できていた平日の子どものイベントにも参加できないことが殆どとなってしまいました。

 

今の勤務先は前職に比べれば残業も休出も少ないですし、周囲の子育てへの理解もあるのでホワイトな就業環境ではあると思います。ただ、それでも「育休で仕事に割く時間ゼロ」と「フルタイムで最低7~8時間勤務」の二択しかとり得ない状況に葛藤が生まれてしまいました。葛藤の最中に始めたこのブログは”サラリーマン卒業”をメインテーマの一つに掲げていますが、これもFI(=Financial Independence)を達成して卒サラすれば葛藤から脱して自分の意志で家庭と仕事の比重を決められるのではないか、という思いが根底にあります。

 

このような背景を踏まえ、休職では根本的な解決にはならないのではないかとの産業医の意見により、まずは仕事にかける時間を減らす意図から残業禁止を主とする就業制限の措置となりました。

 

就業制限が適用されてからの変化。そして今後に向けた悩み

記事の執筆時点で、就業制限が適用されてから数週間になります。メンタルはまだ波があるもののどん底は脱したように感じており、最も酷かったときのような仕事が手に付かない、文章が頭に入ってこない、といったことはほぼなくなりました。

 

改善が見られている一番の理由は、やはり残業禁止による心理的な負荷の低下と家庭への貢献度の向上ではないかと思います。残務によらず定時でバサッと仕事を切り上げることができるうえ、在宅勤務の日には早めに保育園へ子どものお迎えに行くこともできるようになり、多くの日でお迎えを担当していた妻からも負荷が減ったと好評です。仕事にかける時間と家庭にかける時間、言い換えればまさにワークライフバランスそのものですが、その人にとって最適なバランスを取ることがいかに大事かを再認識しています。

 

他方で、今回の措置はあくまで一時的な就業制限であるため、将来的にどのようにワークライフバランスを保ってくかという悩みは尽きません。今はたまたま業務が安定しているため定時上がりでもそれほど大きな問題は生じていませんが、繁忙期を迎えた際に「タスクは残っていますが定時なので帰ります」とはなかなか難しい。更にお金の面でも、就業制限中は(当然ですが)いわゆるみなし残業手当がなくなるため給料は基本給のみ。僕の場合は額面でざっくり2割減ほどのインパクトがあり、この状態が続くようであれば足元の家計と将来のライフプラン双方の再検討も必要になってきます。

 

まだ暫く就業制限が続く予定のため、まずはメンタルの安定に努めるとともに、今後を見据えてどのような働き方が最適なのかをもう一度考え直していきたいと思います。

*1:無理矢理感も多少あるのでそのうち分けるかもしれませんが。無闇にカテゴリを増やしたくないという意図もあります