つばめが映す自由帖

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au PAYカードによる投信積立の設定を解除。残高はSBI証券に移管します

先日、au PAYカードによる投信積立の還元率が改悪されるとの発表がありました。僕自身、月5万円を積み立てているため影響は大きく、検討した結果、積立設定を解除することに決めました。今回の記事はこの続編として、積立設定の解除にあたり具体的にどのような手続きが必要だったのか、実際に行った内容を整理します。設定解除の期限が短いことに加え、僕の場合は関連した手続きとして、auじぶん銀行への入金取りやめや投信残高の移管手続きなど、思いの外やることが多くありました。

 

 

au PAYカードによる投信積立の還元率改悪の概要

既報のとおり、au PAYカードによる投信積立の還元率が2024年12月の決済分から1.0%から0.5%に変更されることになりました。ゴールドカードは引き続き1.0%が維持されるものの、僕のようにノーマルカードを利用している場合は、実質的な改悪といえます。この詳細は、先日公開した以下の記事でも紹介したとおりです。

mitsuwallow.com

 

これを受けて、僕も積み立てを継続するか否かを検討しましたが、還元率0.5%では続けるモチベーションが湧かないため、これを機にau PAYカードによる投信積立はやめることにしました。

 

12月決済分の積立設定の解除は12/5(木)が期限。忘れないうちに対応

還元率改悪の内容はもとより、今回の一番の注意事項は「適用までの猶予が非常に短い」という点です。改悪が発表されたのは11月26日(火)であるのに対して、その適用は12月6日(金)の決済分から。猶予はわずか10日しかありません。

 

加えて、積立設定を解除する場合は決済前日の12月5日(木)までに手続きが必要となっており、記事執筆時点であと3日です。平日は仕事でバタバタしているうちにすっかり手続きを忘れてしまうことも容易に想像できる話です。僕自身もこの懸念があったので、思い立った週末のうちに積立設定を解除しておきました。

 

2022年5月から約2年半にわたって続けてきたau PAYカードによる投信積立も、今月の約定分で一区切りということになりました。今まで得られたポイント還元には感謝しつつ、一旦はお別れということになります。

 

積立設定解除に伴う手続き。①auじぶん銀行への引き落とし代金入金を解除

投信の積立設定を解除すると、関連して必要になる手続きがいくつかあります。1点目は、au PAYカードの代金引き落としが発生しなくなることに伴う対応です。

 

僕は、au PAYカードの代金引き落とし口座として「auじぶん銀行」を指定しています。これは、普通預金金利の優遇特典を得るためですが、現金を多く持たない僕にとってはあまり魅力がなくなっており、この点も先日の記事で触れました。

 

具体的には、クレジットカードの引き落としや給与振込口座には「楽天銀行」を使用しているほか、僕の無リスク資産の多くは個人向け国債です。このため、普段のauじぶん銀行の預金残高はほぼゼロであり、au PAYカードの代金引き落とし分のみを毎月楽天銀行から入金する運用をしています。

 

この資金移動には、auじぶん銀行が提供する定額自動入金サービスを用いていますが、投信積立の終了に伴いau PAYカードの代金引き落としも発生しなくなります。このため、不要となる定額自動入金の設定も合わせて解しました。

 

なお、定額自動入金サービスそのものは、用途別に口座を分けて管理したい場合などに非常に便利な仕組みです。特に、引き落とし専用口座などを使って家計を整理したいときには、必要な金額だけを自動でメイン口座から移動できるため、非常に重宝します。今回は利用目的がなくなったため設定を解除しましたが、今後また機会があれば、管理の自動化という観点から、ぜひ再び活用したいサービスです。

 

積立設定解除に伴う手続き。②auカブコム証券の投信をSBI証券に移管

2点目は、これまで積み立ててきた投信の扱いに関してです。僕の場合、au PAYカードによる積み立てで購入してきた投資信託はすべて、これを機にauカブコム証券からSBI証券へ移管することにしました。主な理由は次の3点です。

  1. auカブコム証券はau PAYカードによる投信積立以外では利用しておらず、NISA口座や個別株の保有もないため
  2. SBI証券の方が投信保有ポイントを多くもらえるため
    ※僕が積み立てていた「たわらノーロード 先進国株式」の場合、auカブコム証券は年率0.005%、SBI証券は年率0.05%です。ポイント自体はわずかとはいえ、比較すると10倍の差になります。
  3. auカブコム証券からの出庫手数料(一銘柄あたり5,500円)はSBI証券の常設キャンペーン「投信お引越しプログラム」により全額キャッシュバックされるため

    go.sbisec.co.jp

投信の移管手続きは証券会社により方法が異なりますが、auカブコム証券の場合はWebで申請書類を請求し、自宅に郵送される書類を返送する流れです。書類を請求する際、移管先証券会社の情報や対象投信の名称・口数をWebで入力することで、届く書類ではすでに記入済みの状態となっており、手間も少なく済みます。

 

具体的には、ログイン後「設定・申込」→「各種手続書類」→「当社から他社へ投資信託を移管したい(特定→特定)」を選択し、後は画面に従って各種項目を入力することで手続きが可能です。

 

ただし、「当社で書類を受領してから移管完了までの間、移管銘柄のお取引はお控えください。お取引により数量変更等となった場合は、移管手続きができないもしくは手続きが遅れる原因となりますのでご注意ください。」との注意書きがあることから、念のために実際の書類請求は2024年12月分の投信積立結果が口数に反映されてから行うことにします。

 

したがって、2024年12月中旬以降、「投信移管の書類請求 → 郵送書類受領 → 書類返送 → 出庫手数料入金 → 投信移管 → SBI証券のキャンペーンに応募(書類送付) → キャッシュバック」を経て、ようやく移管手続き完了となります。時間はかかりますが、あまり焦ることなく、気長に進めていこうと思います。

 

【2025.1追記】

auカブコム証券からSBI証券への投信移管に係る一連の手続きが完了したので、具体的な手続き方法や所要期間などを記事にまとめました。

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